死をもちて赦されん

死をもちて赦されん (創元推理文庫)

死をもちて赦されん (創元推理文庫)

修道女フェデルマの最新本。
このシリーズ、なぜか短編-5-4-3-短編-1の順で日本で翻訳されているのだけど、訳者解説はもとより、読んでわかったような気がする。
もし「1」から順序どおりよんだら、十中八九挫折してる。
キリストっていう宗教色、それもアイルランドカトリックVSローマカトリックの攻防だとかがからんでくるので、もし「1」からだったら途中でなげだしてるなぁ。
ましてやこの修道女、筋金入り。
最初から堅いのなんの、いや、真面目、生粋なのね。
話が前後している分、「おお、こう繋がるのか」などと面白くよんでます。
次巻はいつかなぁ。
あ、犯人は薄っすらとはすぐにわかります。
動機とかもバレバレなんだけど、他の面々との交差によってぼけてわからなくなっていく感じが面白かったです。