おお、ハーレクイン???

海賊と刺繍女 (集英社文庫)

海賊と刺繍女 (集英社文庫)

読み終わりました。
イギリスの片田舎の女性はギルドの親方になれなくて失望していて、いとこと結婚させられそうで、これにもまた失望していて、教会にお祈りをしに行ったらモロッコの海賊にさらわれ、船に乗せられ…
という1600年代の女性の話と、今を生きる女性がその物語を探しに行くという二重構造で進んでいく。
イギリスとアフリカのモロッコ
言葉、宗教の違い。
世界観や政治の見方(戦いに勝ったほうが正しい歴史となるってこと)がさらっと後ろの方に語られる。(ここは面白かった)
女性向けのファンタジーにも受けとれます。
そしてものすごく読みやすく、噛み砕かれてる。
ただ、原書も一人称なのか三人称なのか??ってとこがあって惑わされましたが。
申し訳ないけど、図書館でもいいかも。
もっと刺繍の事が書いてあると思っただけに残念だわ〜