盗まれっこ

盗まれっ子

盗まれっ子

図書館で予約して読みました。
面白かった、読み応えあった。
取替えっ子の話です。
12人の妖精(子供の形の怪物かも)のひとりが人間界の子供と用意周到にすり替り、その人間だったほうが妖精になる。
妖精たちは何年も、何十年、何百年と年功序列ですり替る事を待つ。
でも、最後にすり替わった妖精、子供とも本来の自分は、家族はなんだったんだろうと想像するようになり…最後には対峙する。
ある意味、自分探し、かなぁ。
お互いに今までの自分に戻りたいけど戻れない事がわかっている事、が読んでいて悲しかった。
アマゾンとかにあらすじが出ているけど、なんとなく感覚が違うな〜って思ったり。(概要はそのままですが…)
二人の生活が螺旋で書かれているのが面白かったです。
すり替わってからの時間軸は一緒なの。
それよりも。
自分もすり替わった子と同じ年の位の子供を持っているからでしょうか、親は替わった事がわからないのかと疑問をもったけど。
やっぱり、わかってたのね。